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工藤 博司; 横山 啓一; Wu, C. H.*
Journal of Chemical Physics, 101(5), p.4190 - 4197, 1994/09
被引用回数:23 パーセンタイル:65.17(Chemistry, Physical)Knudsen-effusion 質量分析法によりLiCN分子の熱力学量を決定し、非経験的分子軌道法計算により求めた理論値と比較しながらこの超リチウム化分子の熱力学的安定性、分子構造および結合状態について研究した。LiCN分子は非直線形の平面構造が最も安定であり、通常原子価のLiNC分子に比べて32.73.3kcal/mol安定である。電荷分布解析からLiCN分子はLiとCNの塩として存在していると考えられる。C-Nの結合距離1.2からCNは三重結合していることが分かり、LiCNが超原子価結合を含んでいることが結論できる。この分子は中心原子団に2原子以上を含む超リチウム化分子として初めて実在が確認されたものである。